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京都と奈良の県境、京都府相楽郡精華町にある築100年以上の古民家の再生・改修計画。
夫婦と子ども2人で営む、おおらかな「田舎暮らし」のための住宅。
建築主の要望は
「古民家の風情は残しながらも、現代的で開放的な空間に住みたい。」
ということであった。
そこで、古民家の力強い骨格を残し、民家の中に新たな白いキューブを置くというイメージを描いた。
古民家とキューブの隙間が、様々な新しい空間として生まれ変わる。
新しいキューブの挿入により、民家の典型的な「田」字型プランは、「回」字型プランへと変わり、
平面的な民家は立体的な新しい住まいへと、更新される。
ぐるぐると回遊できたり、ゆるやかにつながったり。
裏と表、内と外、上と下などの多様な空間の関係性が、
生活に豊かさを与え、子どもの成長や家族の変化に柔軟に対応する。
民家の骨格は、白いキューブを背景に浮かび上がり、
100年の歴史を静かに誇示している。
民家の歴史は、新しい家族が住まうことで、引き継がれ、新たな歴史を歩む。
家と家族が、足並みを揃えて育っていくことを祈念している。
Renovation of Japanese old folk house 100-year-old or more .
This house is for Couple and two children to enjoy the country life.
Leaving the structure of the strong old folk house,
I put the white cube new in the old folk houses .
Structure of the old houses stand out by white cube.
By insertion of a new cube,
old folk house was changed to one that can be circulated in three dimensions.
100-year history of the old house is taken over new.
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