general style kiosk in Japan
奈良・法隆寺の近くの斑鳩地区で行われるお祭りで使用する屋台をデザインした。
お祭りの屋台といえば、商品名が書かれたカラフルなテント生地が並び
焼きそばやくじ引きなど、妖しくも魅力的なコンテンツが誘惑してくるイメージ。
祭りの前日や翌日にはあとかたもなく撤収されている、刹那的な祝祭の空間。
しかし逆に言えば、どこのどんな祭りも同じ屋台のイメージで、そこに地域差はないように感じる。
斑鳩でのお祭りで楽しんだ人たちが、その時間や場所を特別な思い出とできるよう
斑鳩という地域を象徴する屋台を目指した。
地元産ヒノキによるルーバーのデザインとすることで、
従来の屋台の持つ儚く蠱惑的なイメージはそのままに
人が集って語り合えるようなやさしい求心力のある屋台ができあがった。
この屋台は、工具を使うことなく女性2人で組立・解体ができるよう軽量化、簡略化が図られている。
また、急な天候の変化に対応できるよう防水性や耐風性も備えている。
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